問題番号 : 112F46

45歳の男性。精神科閉鎖病棟を含む複数の診療科のある病院内で,廊下に座り込んでいるところを保護された。病院事務員が話を聞くと,その病院の精神科に通院している患者であること,統合失調症と診断されていること,単身で生活しており,すぐ連絡のとれる家族はいないことが分かった。患者は「自分は病気ではない。『しばらくこの病院の廊下で寝泊まりするように』という声が聞こえてきたから,廊下で寝る場所を探していた」と述べた。患者から話を聴いている現場には内科当直医,精神保健指定医の資格をもつ精神科医,当直の事務員がいる。精神科医の診察の結果,入院が必要であると判断された。精神科医が入院治療の必要性について繰り返し説明したが,患者は拒否し「このまま病院の廊下で寝泊まりする」と主張し譲らなかった。
 現時点で最も適切な入院形態はどれか。

正解
c
国試正答率
93%

Assessment
①精神科閉鎖病棟 ⇒ 精神症状が活発であり病識を欠く患者

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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