問題番号 : 112D71

17歳の女子。るいそうのため入院中である。高校に入学した1年半前から,痩せるために食事摂取量を減らすようになった。その後,食事制限に加えて毎朝6時から3kmのジョギングを始めたところ,4か月前から月経がなく,1か月前から倦怠感を強く自覚するようになった。自己誘発性の嘔吐や下剤の乱用はない。入院後も食事摂取量は少なく,「太りたくない」と訴える。小学校,中学校では適応上の問題は特になく,学業成績は良好であった。身長158cm,体重30kg。
 この患者で認められる可能性が高いのはどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
75%

Assessment
①17歳の女子 ⇒ 思春期,女性に好発
②痩せるために食

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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