問題番号 : 112D46

75歳の女性。抑うつ気分を訴えるのを心配した隣人に付き添われて来院した。約3年前から徐々に物忘れが進行し,2年前にAlzheimer型認知症と診断され,ドネぺジルを服用している。5か月前に長男が交通事故で死亡し,その直後から著明な抑うつ傾向を認め,「生きていても仕方がない」と頻繁に口にするようになった。夫は10年前に死亡し,現在は一人暮らしである。診察時,「死んだ長男のことばかり考えているだけなので,治療は受けなくていい。家族にも連絡しないで欲しい」と述べる。身体診察では異常所見を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは19点(30点満点)。
 対応として適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
66%

Assessment
①2年前にAlzheimer型認知症と診断
②長男が交通

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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