問題番号 : 112D44

日齢4の新生児。在胎39週,出生体重2,900gで出生した。出生時に切れあがった目,低くて広い鼻根などの顔貌と心雑音,肝脾腫を認めた。血液所見:Hb 9.8g/dL,白血球32,000(芽球様幼若細胞70%),血小板3.5万。心エコー検査で心室中隔欠損症を認めた。その後,血液所見は日齢10で正常化した。
 この患児に今後合併する可能性が高いのはどれか。

正解
a
国試正答率
95%

Assessment
①日齢4の新生児,在胎39週,出生体重2,900g ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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