問題番号 : 112D25

65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘されたため受診した。腹部は平坦,軟で,自発痛と圧痛とを認めない。血液所見:赤血球480万,Hb 15.8g/dL,Ht 46%,白血球6,800,血小板24万。血液生化学所見:アルブミン4.3g/dL,AST 32U/L,ALT 40U/L,LD 180U/L(基準176~353),ALP 212U/L(基準115~359),γ-GTP 40U/L(基準8~50),アミラーゼ73U/L(基準37~160),CEA 3.2ng/mL(基準5.0以下),CA19-9 14U/mL(基準37以下)。CRP 0.2mg/dL。腹部造影CT(A)とMRCP(B)とを別に示す。
 病変の質的診断を行うため次に行うべき検査はどれか。

正解
c
国試正答率
27%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る