問題番号 : 112C29

救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。
研修医「3歳の男の子です。本日18時に突然腹痛が出現したため来院しました。痛みの部位ははっきりしません。全身状態は良好で嘔吐や発熱はなく,身体所見では腹部膨満があります。腸雑音は異常ありませんでした。鑑別のため腹部エックス線撮影,腹部超音波検査,血液検査を行いたいと思います」
指導医「排便の状況はどうですか」
研修医「排便は3日間ないそうです」
指導医「腹部の圧痛や反跳痛はありますか」
研修医「どちらもありませんでした」
指導医「検査より先に行う処置は何かありますか」
研修医「(ア)が良いと思います」
指導医「そうですね。では一緒に診察に行きましょう」
 研修医の正しい判断として(ア)にあてはまるのはどれか。

正解
a
国試正答率
84%

Assessment
①3歳男児の突然の腹痛 ⇒ 幼児の急性腹症
②腹部膨満は

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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