問題番号 : 111G45
1か月の乳児。健康診査のため母親に連れられて来院した。母乳栄養で1日10回哺乳し,便は黄色泥状で4,5日に1回出る。固視するが追視はせず,大きな音がすると,万歳をするように両手を上前方に突き出した後に抱え込むような動作がみられるという。身長53cm,体重3,680g(出生時体重2,850g),頭囲37cm。皮膚に黄染を認める。顔面に紅色丘疹の集簇を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。 母親への説明として適切なのはどれか。
Assessment:①1か月児,母乳栄養,皮膚に黄染を認める②顔面に紅色丘
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。