1か月の乳児。発熱を主訴に両親に連れられて来院した。本日から38℃台の発熱を認めたため夜間の救急外来を受診した。咳や鼻汁などの気道症状はなく,嘔吐や下痢もない。しかし,何となく元気がなく泣き声も弱々しい。哺乳量も普段の半分程度であるという。在胎39週,2,980gで出生した。昨日までは機嫌がよく,母乳栄養で体重増加は良好であった。咽頭は発赤を認めず,心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。大泉門は平坦である。体温38.5℃。脈拍140/分,整。呼吸数40/分。血液所見:赤血球380万,Hb 12.6g/dL,白血球3,500,血小板25万。血液生化学所見:総ビリルビン5.3mg/dL,直接ビリルビン0.2mg/dL,AST 48U/L,ALT 44U/L,LD 697U/L(基準314~737),ALP 836U/L(基準413~1,080),尿素窒素10mg/dL,クレアチニン0.2mg/dL,血糖64mg/dL,Na 138mEq/L,K 4.3mEq/L,Cl 105mEq/L。CRP 0.3mg/dL。
両親に対する説明として適切なのはどれか。