問題番号 : 111E43

日齢3の新生児。哺乳不良と傾眠傾向とのため産科診療所から救急車でNICUに搬入された。在胎40週,3,200g,Apgarスコア9点(1分)で出生した。生後6時間から皮膚と眼球結膜との黄染を認めていた。体温37.0℃。心拍数120/分,整。呼吸数40/分。SpO2 98%(room air)。血液所見:赤血球380万,Hb 13.0g/dL,白血球12,000,血小板23万。血液生化学所見:総ビリルビン30.0mg/dL,直接ビリルビン1.8mg/dL,AST 15U/L,ALT 18U/L,LD 650U/L(基準335~666)。
 この患児にみられる可能性が高い所見はどれか。

正解
e
国試正答率
22%

Assessment
①哺乳不良と傾眠傾向 ⇒ 意識障害の可能性がある
②生後

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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