問題番号 : 111D50

72歳の男性。血尿を主訴に来院した。 1か月前から間欠的に血尿を自覚していたが, 3日前から右側腹部の違和感も出現したため受診した。尿所見:蛋白1+,糖(-),潜血3+,沈渣に赤血球多数/1視野,白血球2~5/1視野。尿細胞診はクラスV。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。 腹部造影CTの水平断像(A)と冠状断像(B)とを別に示す 全身検索でリンパ節転移と遠隔転移とを認めない 膀胱鏡検査で異常を認めない。尿管鏡による生検で高異型度尿路上皮癌の細胞を認める
  治療法として適切なのはどれか

正解
c
国試正答率
78%

画像診断
上画像参照。
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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