問題番号 : 111C20

60歳の女性。早朝に自宅敷地内の倉庫で梁にロープを掛け,縊頸した状態で発見された。近くから自筆の遺書が発見され,病苦が原因の自殺であること,対外的には病死として処理して欲しいことなどが記されていた。糖尿病による慢性腎不全のため,かかりつけ医で週3回透析治療を受けていた。かかりつけ医とは別の医師が警察官とともに臨場し,検案することとなった。
 検案医の行動として正しいのはどれか。

正解
c
国試正答率
82%

Assessment
①縊頸した状態で発見 ⇒ 頸部の索状痕を確認する
②自筆

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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