問題番号 : 110G55

65歳の男性。腹部膨満感と倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から腹部膨満感と倦怠感とを自覚するようになり徐々に増強してきたため受診した。眼瞼結膜は貧血様である。右季肋下に肝を3 cm,左季肋下に脾を10 cm触知する。血液所見:赤血球340万,Hb 10.2 g/dL,Ht 33%,白血球8,700(骨髄球3%,後骨髄球5%,好中球59%,好酸球4%,好塩基球2%,単球8%,リンパ球19%,赤芽球3個/100白血球),血小板35万。血液生化学所見:総蛋白6.8 g/dL,アルブミン3.8 g/dL,総ビリルビン1.2 mg/dL,AST 36 IU/L,ALT 24 IU/L,LD 587 IU/L(基準176~353),尿素窒素22 mg/dL,クレアチニン1.1 mg/dL。骨髄穿刺ではdry tapで骨髄液を採取できなかった。
 診断のために次に行うべき検査はどれか。

正解
a
国試正答率
54%

Assessment
①腹部膨満感,肝脾腫,特に巨脾をきたしている ⇒ 慢性骨

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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