問題番号 : 110G54

12歳の男児。学校に行けないことを主訴に両親とともに来院した。4月に中学校に入学したが,5月初めから朝,頭痛や腹痛を訴えて学校を休み始め,7月からは全く登校できなくなった。夜寝る前には「明日は学校に行く」と言って準備をする。両親が登校を促し付き添うと,校門までは行くものの校内に入ることはできない。外出はしないが家では趣味などをして過ごしている。近くの診療所を受診し身体的な検査を受けたが異常は認められず,診療所からの紹介もあって受診した。受診時,礼節は保たれ,応答も適切である。本人は「学校に行かなくてはいけないと思うが,行けない」と述べる。
 現時点での対応として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
92%

Assessment
①思春期の男児 ⇒ 対人を含む社会生活において感受性の強

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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