問題番号 : 110G52

39歳の男性。右眼の視力低下を主訴に来院した。3か月前から右眼の見にくさを自覚していた。2週前,更に視力低下をきたしたため心配になって受診した。28歳のとき,高血糖を指摘されたが,現在まで医療機関を受診していなかった。視力は右0.1(0.3×-3 D),左0.2(1.2×-2 D)。血圧130/90 mmHg。血液所見:赤血球460万,Hb 12.9 g/dL,Ht 42%,白血球7,300,血小板21万。HbA1c 8.5%(基準4.6~6.2)。眼底検査で両眼の網膜出血と白斑とを認めたため行った検査の様子を別に示す。
 認められる可能性が高いのはどれか。

正解
b
国試正答率
58%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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