問題番号 : 110G48

68歳の男性。右手が使いづらいことを主訴に来院した。2年前から箸が使いづらいこと,ボタンをかけにくいことを自覚するようになり,最近は箸で食事ができなくなったため受診した。意識は清明。血圧138/76 mmHg。言語はやや流暢さを欠く。右上肢で軽度の筋強剛を認め,筋力は正常で筋萎縮はない。腱反射は右上肢で軽度亢進しており,病的反射はない。歩行はやや不安定である。手指の写真(A)(B)を別に示す。Aに示す形をまねるように指示すると,患者は左手ではまねることができるが右手ではBに示すようになる。
 右手が使いづらい主な要因はどれか。

正解
c
国試正答率
12%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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