問題番号 : 110G45
2歳1か月の男児。発達の遅れを心配した父親に連れられて来院した。身長85 cm,体重12.5 kg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝を季肋下に0.5 cm触知する。脾は触知しない。一人立ちはできるが,走れず,階段を上がることができない。スプーンをうまく使えない。積み木を2個積むことができる。言葉は2語文が話せる。 この児について異常と考えられるのはどれか。
診断:運動発達遅滞選択肢考察:(解答率:×a
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。