問題番号 : 110E41

台風の影響で大雨特別警報が発表された。これまでに経験したことのないような大雨となっており,土砂崩れや浸水による重大な危険が差し迫った異常事態である。市町村は,河川の水位の上昇に伴い,避難指示を発表した。地域の住民約50人は指定避難所に避難し,台風が通過し雨がやみ河川の水位が低下するまで避難生活をすることになった。
 避難所で住民の健康を維持するために最も優先すべきなのはどれか。

正解
a
国試正答率
96%

選択肢考察
(解答率:○a 95.9%,×b 0.5%,×c 0.5%,×d

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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