問題番号 : 110D21

28歳の男性。上腹部膨満感を主訴に来院した。6か月前から食後に上腹部の膨満感を自覚するようになった。自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善せず,食事中にも症状を感じるようになったため受診した。体重減少や便通異常はなかったという。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。腸雑音は正常である。血液生化学検査,腹部超音波検査,便潜血検査および上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。
 最も考えられる疾患はどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①6か月前から ⇒ 慢性疾患
②上腹部膨満感 ⇒ 鼓腸,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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