問題番号 : 110A26

33歳の女性。2日前に市販のキットで尿妊娠反応が陽性であったため来院した。最終月経は7週前,月経周期は30~45日である。3年前に糖尿病と診断され,半年前からは自宅近くの診療所でインスリン治療を受けている。内診で子宮は鵞卵大で付属器は触れない。尿所見:蛋白(-),糖(-),ケトン体(-)。血液生化学所見:血糖90 mg/dL,HbA1c 5.8%(基準4.6~6.2)。経腟超音波検査で子宮内に長径25 mmの胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認める。妊娠していることを患者に伝えると,糖尿病による胎児奇形が心配だという。
 患者への説明として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
79%

Assessment
①3年前に糖尿病と診断,インスリン治療を受けている。血糖

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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