問題番号 : 109I77

20歳の女性。浮腫を主訴に来院した。 2週前から咽頭痛と発熱とがあり自宅近くの診療所を受診し,扁桃の腫大と滲出とが認められたため 扁桃炎として治療された 数日前から顔と下肢の浮腫が出現し増悪してきたため診療所を受診し,精査のため紹介されて受診した。これまでに健康診断で異常を指摘されたことはない。脈拍88/分,整。血圧158/74 mmHg。尿所見: 蛋白2+,潜血3+
  この患者で認められる可能性が高いのはどれか 2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
98%

補助線モードの解説:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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