問題番号 : 109I59

30歳の男性。挙児希望を主訴に来院した。結婚後2年間,排卵日に性交渉をもったが妻は妊娠しなかった。28歳の妻は産婦人科を受診し異常を指摘されていない。腹部の視診と触診で異常を認めない。外陰部の触診で両側精管に異常を認めない。血液生化学所見:LH 3.2 mIU/mL(基準1.8~5.0),FSH 23.3 mIU/mL(基準2.0~8.0),テストステロン285 ng/dL(基準201~750)。染色体検査は46,XYであった。精巣容積は両側ともに6 mL(基準10~14)。精液検査で精液中に精子を認めない。精巣生検において精巣内に運動精子をわずかに認める。
 この患者について正しいのはどれか。

正解
d
国試正答率
73%

Assessment
①男性不妊症,外陰部に異常なし ⇒ 除外疾患(精索静脈瘤

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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