問題番号 : 109G55

33歳の初産婦。妊娠41週0日。陣痛発来のため入院した。入院後,陣痛は次第に増強し,陣痛発来後16時間で2,630 gの女児を正常経腟分娩した。児娩出後15分で胎盤を自然娩出した。第2度会陰裂傷に対し縫合を行った。産褥1日,周期的に下腹部痛があり排尿時に裂傷部に違和感があるという。また分娩後から排便がなく心配だという。意識は清明。体温37.2℃。脈拍80/分,整。血圧100/76 mmHg。子宮底は臍下1 cmで硬である。両下肢に浮腫を認めるが,発赤や圧痛はない。乳房緊満感を認めない。内診で子宮に圧痛はなく,悪露は赤色である。会陰裂傷の創部はやや浮腫状だが,圧痛はない。
 説明として正しいのはどれか。

正解
e
国試正答率
92%

Assessment
①33歳の初産婦,陣痛発来後16時間で2,630 gの女

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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