問題番号 : 109G53

36歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。半年前から全身倦怠感が出現し,改善しないため受診した。20歳代後半から過多月経がある。血液所見:赤血球337万,Hb 5.9 g/dL,Ht 18%,白血球6,400,血小板43万。血液生化学所見:総蛋白6.8 g/dL,アルブミン4.3 g/dL,総ビリルビン0.5 mg/dL,AST 10 IU/L,ALT 6 IU/L,LD 144 IU/L(基準176~353),尿素窒素11 mg/dL,クレアチニン0.4 mg/dL,Fe 9 μg/dL。
 この患者にみられるのはどれか。

正解
b
国試正答率
98%

Assessment
①半年前からの全身倦怠感
②20歳代後半からの過多月経

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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