問題番号 : 109G48

5歳1か月の女児。低身長を主訴に母親に連れられて来院した。幼稚園の身体測定で低身長を指摘された。出生時は身長48 cm,体重2,750 g。出生後に特記すべき異常は認めない。発達は正常であった。身長95.9 cm(-2.5 SD),体重12.5 kg(-2.0 SD)。体温36.8℃。脈拍96/分,整。血圧102/60 mmHg。顔貌に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。
 この疾患を鑑別するのに有用でないのはどれか。

正解
a
国試正答率
92%

Assessment
①5歳の幼稚園児,身長95.9 cm ⇒ 同世代と比べて

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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