問題番号 : 109F22

48歳の女性。頭痛を主訴に来院した。2日前に突然の頭痛が生じたが軽快したためそのままにしていた。本日,夕食中に再び後頭部痛が生じ,直後に嘔吐したため夫に付き添われて受診した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温35.8℃。脈拍80/分,整。血圧152/88 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 95%(room air)。神経学的所見に異常を認めない。血糖132 mg/dL。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①48歳の女性 ⇒ 20~30歳代の発症が多い片頭痛や5

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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