問題番号 : 109E55

76歳の女性。歩行が不安定になったことを主訴に来院した。3年前にParkinson病と診断され内服治療を受けている。最近,小刻み歩行が悪化し転倒が2回あった。通所リハビリテーションを始め,歩行補助具の使用を勧められて相談のため受診した。小刻み歩行とバランス障害とを認める。徒手筋力テストで下肢は4に低下している。50歳時に関節リウマチと診断され,現在は寛解状態であるが,手指の変形は強く握力は5 kg程度である。6年前に夫と死別し一人暮らしになったため軽費老人ホーム〈ケアハウス〉に入居している。歩行補助具の写真を別に示す。
 この患者に適切な歩行補助具はどれか。

正解
b
国試正答率
88%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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