問題番号 : 109E51

30歳の女性。自閉的な生活を心配した両親に伴われて来院した。17歳ころ,周りの人が自分を避けるのは変な臭いがしているからだと言い始め,自室に閉じこもるようになったため精神科で治療を受けた。治療によって外出できるようになり作業所に通所していた。28歳ころから幻聴が出現し「噂話をされている。何かやろうとするといちいち文句を言われる」と言うようになり,再び外出することはなくなり,哲学書を繰り返し読むだけの生活になっていた。3か月前からは通院せず,服薬もしなくなったため,両親が転医を希望し新たな医療機関を受診した。診察時は感情表出に乏しく受動的で,断片的に幻覚や妄想を思わせる訴えが認められる。身体所見に異常を認めない。
 この患者に対する心理・精神機能検査として有用でないのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
①30歳の女性 ⇒ 比較的若い。認知症による妄想は除外さ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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