問題番号 : 109D58

50歳の女性。職場の健康診断で血尿を指摘され来院した。9年前に顕微鏡的多発血管炎と診断され,プレドニゾロンとシクロホスファミドとを2年間内服した。顕微鏡的多発血管炎は寛解し,この7年間はプレドニゾロンとシクロホスファミドとを服用していない。頻尿,排尿時痛および残尿感はない。尿所見:蛋白(±),潜血3+,沈渣に赤血球30~50/1視野,赤血球円柱と白血球とを認めない。
 まず施行すべき検査はどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
52%

Assessment
①血尿を起こす疾患 ⇒ 腎由来か? 膀胱由来か?
②頻尿

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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