63歳の男性。動悸と労作時息切れとを主訴に来院した。3年前の健康診断で心拡大を指摘されたが無症状であるため医療機関を受診しなかった。1週前から動悸を自覚するようになり,坂道を歩くと息切れを感じるため受診した。脈拍104/分,不整。血圧122/78 mmHg。SpO2 97%(room air)。胸骨左縁第2肋間を最強点とする収縮期雑音とⅡ音の固定性分裂とを聴取する。肝を3 cm触知する。下腿に軽度の浮腫を認める。12誘導心電図(A),胸部エックス線写真(B)及び心エコー図(C)(D)を別に示す。
今後の方針として適切なのはどれか。