問題番号 : 109D39

64歳の男性。頻尿を主訴に来院した。 2か月前から頻尿と排尿時痛とを自覚していた。 3日前に血尿を認め心配になったため受診した。身長168 cm,体重72 kg。腹部に異常を認めない。直腸指診で前立腺は弾性硬で小鶏卵大に腫大している。尿所見:蛋白(-),糖(-),潜血1+,沈渣に赤血球10~20/1視野,白血球0~5/1視野。PSA 4.6 ng/mL(基準4.0以下)。超音波検査で腎と膀胱とに異常を認めない。膀胱内視鏡検査で隆起性病変は認めないが発赤した膀胱粘膜を複数認める。尿細胞診はクラスⅤ。10日後, 経尿道的に膀胱の発赤粘膜を生検したところ,上皮細胞に異型を認めるが間質への浸潤は認めない
  治療として適切なのはどれか

正解
e
国試正答率
94%

補助線モードの解説:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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