問題番号 : 109B44

89歳の女性。大腿骨骨折で入院中である。10年前にAlzheimer型認知症と診断され内服治療中である。2日前に室内で転倒し動けなくなり救急車で搬送された。左大腿骨転子部骨折を認め,昨日,骨接合術を受けた。手術当日の経過は順調で夜間も良眠した。術後1日目の夕方から落ち着かなくなり,夜になって立ち上がろうとして一晩中大声で看護師を呼び続けていた。
 対応として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
97%

Assessment
①10年前にAlzheimer型認知症と診断されている

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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