75歳の女性。肺がん検診で胸部異常陰影を指摘され来院した。 既往歴に特記すべきことはない。 喫煙歴はない。意識は清明。身長155 cm,体重48 kg。体温36.8℃。脈拍92/分,整。血圧128/72 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球406万,Hb 12.3 g/dL,Ht 37%,白血球6,300,血小板30万。血液生化学所見:総蛋白7.1 g/dL,アルブミン3.9 g/dL,総ビリルビン0.4 mg/dL,AST 12 IU/L,ALT 10 IU/L,LD 182 IU/L(基準176~353),クレアチニン0.6 mg/dL,Na 140 mEq/L,K 4.2 mEq/L,Cl 105 mEq/L,CEA 2.5 ng/mL(基準5以下),CA19-9 2.7 U/mL(基準37以下),SCC 1.1 ng/mL(基準1.5以下)。CRP 0.1 mg/dL。呼吸機能検査所見:FVC 2.00 L, %VC 101%,FEV1 1.66 L, FEV1%83%。 心電図に異常を認めない。 胸部エックス線写真(A)と胸部CT(B)とを別に示す。 気管支内視鏡検査を行い腺癌の診断を得た。全身検索で肺門・縦隔リンパ節転移と遠隔転移とは認めなかった。
第一選択とする治療法はどれか。