29歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。1年前から左陰嚢の無痛性腫大を自覚していたがそのままにしていた。3か月前から咳が出るようになり市販の鎮咳薬を内服しても軽快しないために受診した。意識は清明。身長176 cm,体重74 kg。体温36.8℃。脈拍88/分,整。血圧110/72 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球462万,Hb 14.0 g/dL,Ht 43%,白血球7,800,血小板35万。血液生化学所見:LD 853 IU/L(基準176~353),hCG 105 mIU/mL。α-フェトプロテイン〈AFP〉974 ng/mL(基準20以下)。陰嚢部超音波検査で左精巣に長径8 cmの内部不均一な充実性腫瘤像を認める。腹部造影CTで他臓器への転移を認めない。胸部エックス線写真(A)と肺野条件の胸部単純CT(B)とを別に示す。
行うべき対応はどれか。2つ選べ。