72歳の男性。咳嗽,喀痰および呼吸困難を主訴に来院した。8年前から労作時の呼吸困難を自覚している。2日前から咳嗽と喀痰が出現し,呼吸困難が増悪したため受診した。喫煙は40本/日を40年間。意識は清明。身長165 cm,体重57 kg。体温37.6℃。呼吸数28/分。SpO2 86%(room air)。頸静脈の怒張と胸郭の膨隆とを認める。両側の胸部にwheezesとcoarse cracklesとを聴取する。血液所見:赤血球456万,Hb 15.3 g/dL,Ht 44%,白血球10,400(桿状核好中球14%,分葉核好中球62%,好酸球3%,好塩基球1%,単球8%,リンパ球12%),血小板16万。CRP 3.4 mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.29,PaCO2 65 Torr,PaO2 48 Torr,HCO3- 30 mEq/L。胸部エックス線写真(A)と胸部単純CT(B)とを別に示す。
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。