問題番号 : 108I74

48歳の女性。前頸部腫瘤を自覚し来院した。昨日,鏡を見ていて見つけ,触ってみてしこりがあることに初めて気付き,心配になって受診したという。その他の症状はない。身長161 cm,体重52 kg。脈拍72/分,整。血圧128/76 mmHg。頸部気管の右側に3 cm大の腫瘤があり,嚥下運動とともに上下する。腫瘤は弾性硬で気管に対して可動制限がある。右の側頸部に径1.5 cmのリンパ節を2個触れる。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
c
国試正答率
96%

Assessment
①48歳の女性 ⇒ 好発年齢
②頸部腫瘤に自ら気付く ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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