69歳の女性。血便を主訴に来院した。3か月前から便に血液が付着していることに気付いていた。便器の水が血で染まる色が徐々に濃くなったため受診した。既往歴に特記すべきことはない。下部消化管内視鏡検査による回盲部から約20 cm肛門側の写真(A)と肛門から約30 cm口側の写真(B)とを別に示す。写真Aの病変に対しては内視鏡的粘膜切除が行われ,病理所見は腺腫であった。同時に行った写真Bの病変に対しては生検が行われ,病理所見は腺癌であった。胸腹部・骨盤部造影CTで肺や肝臓などの主要臓器に転移を認めない。
対応として適切なのはどれか。