問題番号 : 108I53

31歳の男性。左股関節部痛を主訴に来院した。半年前から誘因なく歩行時に左股関節部の痛みが出現した。安静時痛はない。25歳時から膠原病の診断にて副腎皮質ステロイドの内服治療を開始し,現在まで継続している。プレドニゾロン内服量は最大で60 mg/日で,現在は10 mg/日であるという。身長170 cm,体重75 kg。体温36.3℃。脈拍64/分,整。左股関節の運動時痛を認める。左股関節の可動域は屈曲110°,伸展0°,外転20°,内転15°。来院時の股関節エックス線写真を別に示す。
 考えられるのはどれか。

正解
b
国試正答率
96%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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