問題番号 : 108I42

13歳の女子。低身長と無月経とを主訴に来院した。周産期に異常はなかった。生来小柄であり,低身長に気付いていたが,精査を受けたことはなかった。初経は発来していない。身長130 cm(-3.5 SD),体重23 kg(-3.0 SD)。体温36.2℃。脈拍80/分,整。血圧104/66 mmHg。呼吸数12/分。SpO2 98%(room air)。胸骨右縁第2肋間を最強点とするⅢ/Ⅵの収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。外反肘を認める。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。皮膚に皮疹を認めない。陰毛を認めない。乳房は発達していない。尿所見と血液生化学所見とに異常を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。
 この患者の診断や病態に対する検査で重要でないのはどれか。

正解
d
国試正答率
99%

Assessment
①低身長の女子 ⇒ 標準の-2 SD以下である
②無月経

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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