問題番号 : 108H22

75歳の女性。やせが目立ってきたことを主訴に来院した。30年前から高血圧症に対して,15年前から骨粗鬆症に対してそれぞれ治療中である。10年前に脳梗塞を発症し寝たきりとなった。自宅で家族が介護してきたが,四肢関節の拘縮が徐々に進行し,最近は体位変換も困難である。半年前から経口摂取が不良となり,やせが目立ってきた。身長140 cm,体重31 kg。皮膚は乾燥している。仙骨部の写真を別に示す。
 この患者で仙骨部の病変のリスクファクターとなっているのはどれか。

正解
c
国試正答率
95%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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