35歳の初妊婦。妊娠40週4日。陣痛発来のため入院した。妊娠39週時の妊婦健康診査では胎児推定体重は2,450 gで,羊水ポケットは3 cmと測定された。身長161 cm,体重61 kg(非妊時52 kg)。内診所見は,児頭は骨盤入口部にあり,展退度50%,子宮口は3 cm開大,頸管の硬度はやや軟,児頭下降度SP -2 cm。その他に異常所見を認めない。陣痛はほぼ10分周期である。その後,陣痛は次第に増強し,入院後7時間経過した時点で破水し,羊水混濁を認めた。内診所見は子宮口は10 cm開大,児頭下降度SP +1 cmとなった。その時の胎児心拍数陣痛図(A)と,さらに30分後の胎児心拍数陣痛図(B)とを別に示す。内診所見は児頭下降度SP +3 cmで,矢状縫合は骨盤前後径に一致し小泉門を恥骨後面に触れる。
対応として適切なのはどれか。