問題番号 : 108G50

28歳の男性。発熱と皮疹とを主訴に来院した。体温36.7℃。耳の後ろから顔,上半身にかけて丘疹性紅斑を認める。左頸部に圧痛を伴う径2 cmのリンパ節を触知する。風疹と診断して頓服の解熱薬を処方し,自宅での安静を指示した。午後電話があり,明日どうしてもはずせない仕事があるので会社に行ってもよいかと相談を受けた。
 本人であることを確認した後の回答として適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
91%

Assessment
①風疹と診断 ⇒ 風疹患者への対応を考慮する

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無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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