問題番号 : 108F23

本問は,正解した受験者については採点対象に含め,不正解の受験者については採点対象から除外された。

 33歳の1回経妊1回経産婦。妊娠28週。本日朝からの軽度の下腹部痛と少量の性器出血とを主訴に来院した。妊娠27週の妊婦健康診査までは特に異常を指摘されていなかった。腟鏡診で淡血性の帯下を少量認める。内診で子宮口は閉鎖している。胎児心拍数陣痛図で10分周期の子宮収縮を認める。経腟超音波検査で頸管長15 mm,内子宮口の楔状の開大を認める。腹部超音波検査で胎児推定体重は1,200 g,羊水量は正常,胎盤は子宮底部にあり異常所見を認めない。BPS〈biophysical profile score〉は10点である。
 治療薬として適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
21%


本問は,問題として適切であるが,必修問題としては妥当でないため,正解した受験者については採点対象に含

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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