問題番号 : 108F18

51歳の男性。突然の右上腹部痛のため搬入された。救急外来で急性胆嚢炎と診断された。特に大きな合併症は認められなかった。生来健康でこれまでほとんど医療機関を受診したことがない。救急外来担当医から挨拶,病名告知に続いて次のような説明が行われた。
医 師「胆嚢炎で抗菌薬の点滴が必要です」①
患 者「分かりました」
医 師「入院が必要な状態ですが良いですか」②
患 者「しょうがないですね」
医 師「胆嚢内にたくさんの石と1.5 cm位の大きさの腫瘤がありました」③
患 者「胆石と癌ですか」
医 師「胆嚢の腫瘤が悪性かどうかは分かりません」④
患 者「どうしたらよいでしょうか」
医 師「明日,腹腔鏡下胆嚢摘出術をすることに決めました」⑤
患 者「えっ,明日ですか」
 インフォームド・コンセントを得る過程における医師の説明として適切でないのはどれか。

正解
e
国試正答率
100%

Assessment
 医療を提供する際は,患者に対して十分な説明を行い,患者

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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