問題番号 : 108E53

32歳の初産婦。産褥3日目で入院中である。妊娠38週5日に陣痛発来し,3,200 gの女児を経腟分娩した。分娩時間は15時間で,分娩時出血量は250 mLであった。本日朝の体温は37.4℃,悪露は赤色で少量であった。昼食後「血の塊が出た」との訴えがあり診察を行った。腹部の皮膚に縦走する多数の白色の線を,両側下腿に浮腫を認めた。子宮底は臍高で柔らかく触知し,腟鏡診で凝血塊を伴う中等量の血性分泌物と子宮口から持続する少量の出血とを認める。
 対応として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
98%

Assessment
①悪露は赤色 ⇒ 正常経過
②腹部の皮膚に縦走する多数の

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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