問題番号 : 108E44

1歳7か月の男児。1歳6か月健康診査を目的として来院した。妊娠・分娩経過を含め,これまで健康診査などで異常を指摘されたことはない。有意語はパパ,ママ,マンマ,バーバの4つを言う。歩くことも可能であるが,最近2週間ほど歩かなくなった。身長78.6 cm,体重9.5 kg,頭囲52.0 cm,大泉門2.3×2.5 cm。眼球運動に異常なく,心音と呼吸音とに異常を認めない。泣くときに両側下肢を伸展し,内転,内旋する動きがみられる。
 まず行うのはどれか。

正解
b
国試正答率
40%

Assessment
①1歳7か月児,これまで健康診査などで異常指摘なし,有意

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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