52歳の女性。ふらつきと視力低下とを主訴に来院した。1か月前から頭重感があり,1週前からふらつきと左眼の見にくさとを自覚していた。既往歴に特記すべきことはない。母親が高血圧。意識は清明。身長157 cm,体重56 kg。体温36.0℃。脈拍96/分,整。血圧268/166 mmHg。呼吸数16/分。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。尿所見:蛋白1+,糖(-),潜血(-),沈渣に円柱を認めない。血液所見:赤血球382万,Hb 10.5 g/dL,Ht 32%,白血球4,000,血小板2.5万。血液生化学所見:総蛋白7.6 g/dL,アルブミン4.9 g/dL,尿素窒素38 mg/dL,クレアチニン2.6 mg/dL,尿酸6.2 mg/dL,血糖106 mg/dL,HbA1c(NGSP)5.8%(基準4.6~6.2),総コレステロール242 mg/dL,Na 141 mEq/L,K 3.8 mEq/L,Cl 107 mEq/L,Ca 9.6 mg/dL,P 4.0 mg/dL。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比56%。腹部超音波検査で腎尿路系に異常を認めない。各種ホルモン検査を提出した。
次に行う検査として適切なのはどれか。