28歳の初妊婦。妊娠34週0日。妊婦健康診査で妊娠高血圧症候群と診断され入院中である。身長160 cm,体重62 kg。体温37.0℃。脈拍72/分,整。血圧154/106 mmHg。尿所見:蛋白3.5 g/日,糖(-)。内診所見で子宮口は1 cm開大,児頭下降度はSP -3 cmで未破水である。腹部超音波検査で胎児推定体重は1,980 g(-1.5 SD)で胎児形態異常は認めない。診察中に突然,強直性間代性けいれんを発症した。ジアゼパムの静注によって,けいれんは消失し意識も清明となった。帝王切開を決定しその準備を開始した。この時の胎児心拍数陣痛図を別に示す。
この時点で投与する薬剤として適切なのはどれか。