65歳の男性。胸部異常陰影を指摘され来院した。 既往歴に特記すべきことはない。喫煙は30本/日を30年間。意識は清明。身長170 cm,体重62 kg。体温36.8℃。脈拍92/分,整。血圧130/84 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球517万,Hb 17.0 g/dL,Ht 50%,白血球6,200,血小板22万。血液生化学所見:総蛋白7.0 g/dL,アルブミン4.6 g/dL,総ビリルビン1.1 mg/dL,AST 18 IU/L,ALT 6 IU/L,LD 410 IU/L(基準176~353),クレアチニン1.0 mg/dL,Na 145 mEq/L,K 4.2 mEq/L,Cl 108 mEq/L。CRP 0.1 mg/dL。呼吸機能検査所見: %VC 93%,FEV1% 73%。 心電図に異常を認めない。 初診時の胸部エックス線写真を別に示す。 気管支内視鏡検査を行い左B3から肺生検で腺癌の診断を得た。
この患者の手術適応を決定する上で有用でないのはどれか。