問題番号 : 108C16

80歳の女性。肺炎のため入院中である。症状が改善したため退院を計画している。75歳で脳梗塞により左不全麻痺となったが,リハビリテーションにより屋内杖歩行が可能である。排泄や食事も自立している。主な介護者である夫は,自宅療養にあたって経済的な不安を訴えている。
 担当医が夫に勧める相談者として最も適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
100%

Assessment
①80歳の女性,肺炎入院中,退院を計画している,主たる介

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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