33歳の初妊婦。妊娠36週。自宅で突然水様帯下の流出を認めたため1時間後に来院した。妊娠35週の妊婦健康診査時に施行した腟と外陰との培養検査では,B群レンサ球菌〈GBS〉が陽性であった。体温36.4℃。脈拍76/分,整。血圧116/72 mmHg。腟鏡診で後腟円蓋に中等量の水様帯下の貯留を認め,帯下は弱アルカリ性である。内診で子宮口は1 cm開大,展退度30%,先進部は児頭で下降度はSP -2 cm。血液所見:赤血球350万,Hb 11.6 g/dL,Ht 37%,白血球9,000,血小板18万。CRP 0.1 mg/dL。腹部超音波検査で胎児推定体重は2,600 g,羊水ポケットは2 cm,胎盤に異常所見を認めない。胎児心拍数陣痛図で子宮収縮を認めず,胎児心拍パターンに異常を認めない。
まず投与すべきなのはどれか。